お薦めの大好きなピアニスト「Deu’or」ピアノデュオ ドゥオール

2014年明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。お客様よりどんなCDを聞けば良いですか?ピアニスト誰がお薦めですか?なんてよく聞かれます。お客様の好みも分からないし いつも答えに困ってついつい有名で無難なピアニストをお伝えしてしまいます。私の大好きなピアニストなんてお話が弾む事も有りますが、お客様が期待している答えは、大方これからクラシックを大好きになりたいから教えて・・・とそういったケースがほとんどです。聞きやすいショパンで話題のCDを何枚かお薦めして少しでもクラシックになじんで頂きたいと願うばかりです。しかし、今回は、私がお薦めするのはデュオで二人(藤井隆史&白水芳枝)がデビューする頃からファンになった「Deu’or」ピアノデュオドゥオールのCD3枚です。

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デビューアルバムDeu’or amazonへ
デビューアルバムDeu’orこのアルバムには、私の大好きなラヴェルのラ・ヴァルスが収録されています。色んなピアニストの演奏を聴いたけれどこの二人のヴァルスは、格別に心に刺さる。元々激しくうるさい曲が二人にかかると何回聞いても飽きない、その演奏は見事な表現と調和は類ないテクニックに裏付けされている。またコンサートでのヴァルス演奏は、その表現がより無限に感じる。

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随分前になるがYAMAHA銀座店のサロンコンサートの打ち上げで同じテーブルに。お二人の細やかな気遣いに触れそれ以来のお付き合い。東京文化会館のコンサートでのワンショット。

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Symphonie – ブラームス: 交響曲第1番, 大学祝典序曲 ピアノデュオ・ドゥオール タワーレコードへ

2枚目のアルバム、SYMPHONIE ブラームスを収録。特に「大学祝典序曲」は、これまた圧巻。コンサートでの演奏もその壮大さを増す。

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JEWEL ピアノデュオ・ドゥオール タワーレコードへ

このアルバムは、皆さん良くご存じの曲が、デュオに編曲されているちょっと面白いアルバム。ショパンの幻想即興曲、子犬のワルツなど聞きなじんだ曲ではあるものの別のアレンジでその演奏技術と調和に心を虜にされる聴きやすいアルバム。最後のバッハ「主よ、人の望みのよろこびよ」は、私のお気に入りで以前みなとみらいホールで初めて聞いた時にホールに響きわたるスタインウェイの音が目に見えて鳥肌が立った事を良く覚えている。今では、藤井隆史&白水芳枝お二人のリサイタルがコンサートベスト10に選ばれたりレコード芸術にて特選盤に選ばれ、また東京藝術大学、武蔵野音楽大学、国立音楽大学などで講師を務めラジオなど活躍の場を広げ今後もずっと応援していきたいピアニストです。是非聞いて欲しい、コンサートに出かけて欲しい私のお薦めアーチィストです。