2015年早々、鎌倉では珍しく元旦から雪が降り、世間ではマクドナルドの異物混入でマスコミも大騒ぎ。次に海外でイスラム日本人人質事件と心配事の多いスタートとなりました。我社も昨年末より鎌倉ピアノ芸術社のウェブサイトに不正アクセスが集中してサーバーアクセスの制限が実地されておりました。それにより新たな記事のアップが大変遅れました事、心よりお詫び申し上げます。無事に問題も解決致しましたので今後とも何卒鎌倉ピアノ芸術社を宜しくお願い申し上げます。その舌の根も乾かぬ内に言い訳として不正アクセスの一件に加えピアノ調律師は、特に12月は、大忙しです。クリスマスという一大イベントがあるのでコンサートにディナーショウにピアノ発表会にクリスマスプレゼントに合わせてピアノ納品などなど、それに加えてやたらと多い忘年会に妙な取り合わせの会議と名の付くパーティとくヘトヘトになるのが１２月です。そして新年になればなったでやたらと多い新年会。暮れにさんざん会ったのだから新年早々にまた集まらなくても良いのでは？どちらか一つにした方が？なんて勝手に思いながらこの慌しさの原因は、全て不正アクセスだと決めつけて私どものサイトにアクセスして何か良い事でもあるのか？いったいどこのどいつだ！と憤慨しつつ、でも何か書き換えたりされても私共あたりでは、世の中に影響を及ぼす事など何も無く・・・単なる嫌がらせか？これも楽器業界に対するネットによる異物混入なのか？世の中、摩訶不思議だなぁと呑気に構えて改めて本年も宜しくお願い申し上げます。

昨年12月20日土曜日に我社のビオン音楽教室ピアノ発表会を開催しました。みんなに良い音で演奏してもらう為に毎回朝一番に会場入りして調律。そしてリハーサルの取り仕切りから本番と１日がかりの大仕事ですがみんなの嬉しそうな顔に毎回やって良かったなと思える１日です。１年から１年半に一度のペースで開催していますが、幼稚園児から小学校高学年の生徒達が日頃の練習の成果を披露する場です。ご両親に加えお爺ちゃんお婆ちゃんなど一族総出の大イベントですが幼稚園児の生徒達に至っては、綺麗なドレスが着れて嬉しくてたまらない様子ではあるものの、手を触ると冷え切っていてそれなりに緊張をしている事が伺えます。そして年齢が上がると共に顔からは、笑顔が消え緊張の色が如実に現れます。しかし自分の出番が終えて舞台袖に戻ると同時にその緊張感から解放され満面の笑顔に。その様子に僕も昔を思い出します。発表会の良さは、この緊張感にあり、どうにかこうにか上手く弾けた達成感が喜びにつながり良き思い出となります。今でこそ、ご両親のビデオ撮影が当たり前の時代ですが昔は、発表会の思い出は、演奏した音を４５回転のSPレコードにするのものでした。レコード自体今では見かけなくなりましたが、世界に１枚だけのレコード・・・母から「本番で間違えたらそのままレコードになって消せないのよ！目を瞑っても弾けるように毎日１００回弾きなさい」と毎日叱られた事を思い出します。何枚もあるレコードですが、どれをとっても良き思い出の宝物です。しかし毎日１００回弾かなかったのでどれをとっても間違いだらけの演奏。それが今では心に染み入ります。