過乾燥がピアノに及ぼす影響

2026年は、新年早々からただただ忙しくおまけに毎年の事ながら決算の事務処理も重なり大忙しの日々を送っていたら2月になってしまって今日からオリンピックが始まった。「お~楽しみだ~良い清涼剤になるなぁ~!」と日本チャチャチャで別の意味で忙しくなるなぁ~(笑)。今回は、その1月からその「ただただ」の理由を記事にしたいと思います。

2026年は、例年通り学校調律からのスタート。よりによって昨日まで暖かかったのにその日から数日は極寒。その数日に各学校の仕事が続くのだから困ったものです。初日の学校では、体育館の調律からスタートで体育館にエアコンを取り付ける工事中で全扉全開状態。もう外で調律している状態・・・いや陰になって妙な風通しのせいで何だか余計に寒い。まぁ~完全防寒対策をしてるので顔と手と足元を除いては。大丈夫なのだが機敏に動けない状態なので決して身軽に軽快にとは程遠いのでどんよりとしたモチベーションで作業に取り掛かる。毎年、私が管理しているピアノなので特に問題は無いのだが如何せん体育館で使用頻度も低く保管状態も良い訳では無いのでそれなりに色々と問題はある。湿度や温度の変化によって機械の動きが悪い所が今回は、沢山あった。学校が始業前なのでたっぷりと時間があるので寒い中、出来得る作業を全て施した。次の音楽室や音楽準備室などは、ありがたい事に音楽専科の先生が暖房を入れて暖かくしてくれていたので防寒着を脱いで軽快に作業を進め無事に初日を終えた。

次の日は、県立学校の調律でこの日は、前日に比べて更に気温が下がった上に暖房が無かったために防寒具で動きが鈍いまま一日を過ごして作業に没頭した。その内の一台は、2年前に新品に入れ替えたピアノだが予算の関係などなど色んな事情があって今回で2回目の調律。新品の弦に加えて気温・湿度の影響や体育館という事もあってピッチが駄々下がり。「いや~こんなに狂っちゃって俺って腕が落ちたのかなぁ~」としょんぼりちょっとショックを感じながら作業に没頭これをA442Hzにあげて調律するのに骨が折れた。どうにか綺麗に仕上がったのでまぁ~新品だし既定の調律もしていないし寒いし身動きもままならないしと自分を慰めて寒い仕事を終えたがどっと疲れた。

その翌日辺りから色んなお客様からちょくちょく電話が入る。「いつも調律して頂いて居る○○です。練習をしていると音が出にくい所が一カ所あって良く使う所なので診て頂けますか?」この様な電話やメールがどんどん入って来る。1月は、毎年決算の事務処理に年度末までの公共施設の調律・保守点検の予定が詰まっている。その上に昨年から持ち越しているピアノの修理が溜まりに溜まっているのだが、練習に差し支えると聞くと直ぐにお伺いしてあげたくなっちゃう。お伺いしてみると大方ピアノの過乾燥が原因でピアノの木部の変化で機械の動きが悪くなって鍵盤を押しても音が出ない・鍵盤が戻ってこないなどのトラブルになっている。これが例年に比べると2026年は如実に多い。

インターネットの世界で色んなピアノ調律師がYouTubeやSNSに投稿しているが私の知る限りにでは、信頼の出来る情報や活動を投稿している調律師は、3人かな?と思っている。その内の一人は私の良く知る友人だがもう二人は、お互い知ってはいるものの親しい訳では無く連絡を取り合う訳でもなく、まぁ~お互いの住まいや活動地域が遠くという事もあって知り合いの域を出ていないが投稿内容をからしてあらぬ下心の無い内容に調律師として信頼が増す。その一人がこの1月から何度となく過乾燥でピアノがトラブルとアップしている。彼の凄い所は、調律師向けなので乾燥で木部がどの様に変化するのか説明が添えられている事です。鍵盤のバランスホールが過乾燥でどのように変化するのか、さらりと説明を添えている。調律師であればそのサラリの説明だけで全てが理解できる。私は、その投稿を読みながら「お~私だけじゃなく彼もトラブルに追われて仕事しているんだなぁ~」と何だか妙な連帯感いや安堵感に包まれた。関東は、昨年の10月以降まとまった雨が降らずに暮れから1月は、21日連続無降水だそうでもうどこもかしこもカラカラ。そういえば、各地で起きている山火事も過乾燥が災いをして甚大な被害を及ぼしている。ピアノのトラブルと言えば昔は梅雨から夏にかけて。1カ月半位来る日も来る日もシトシト雨が降り続けてもうどこもかしこもジメジメ状態カビだらけ。それが近年、梅雨時期に大して雨は降らずに直ぐに真夏日いや酷暑日になる。秋は短く冬になると今年も日本海側は、観測史上最高の降雪量に関東は雨が降らずにダムが干上がってカラッカラッ状態。世界中が気象の変化に戸惑っている様だ。何だか話がワールドワイドになってきたが関東では過乾燥影響でピアノの調子を壊しているお宅が沢山あると思いますがお伺いすれば簡単に処置できますので皆様ご安心ください。