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2回目の営業自粛のお知らせ

最近のコロナウィルスの急激な感染拡大の知らせを受けまして弊社は8月7日より夏期休暇に入りその後、8月末までコロナウィルス感染拡大防止の為に休業する事を決めました。若年層の感染者が増えて家庭内感染の比率が多くなったと報告されている事。ご高齢のお客様や御両親と同居のご家庭が多くいらっしゃる事。また、酷暑の折にエアコンなど室内換気が不十分になりがちな事。コンサート、レコーディング、など全ての音楽事業がキャンセル又は、延期のままである事。など総合的に鑑みると現在の爆発的な感染拡大の時期にお客様宅にお伺いする事は、控えた方が良いと考えました。お客様の安全と弊社従業員の安全を第一に8月7日より休業致します。営業再開については、様子を見ながら改めましてホームページにてご報告させて頂きます。お客様には、大変ご迷惑をお掛けいたしますがどうぞご理解を頂きまして今後共、鎌倉ピアノ芸術社を宜しくお願い申し上げます。

                  代表取締役 梅根 恒紀

令和2年1月の出来事

2020年,新年を新たな気持ちで意気揚々とスタートしたと思ったら、もう2月になってしまった。今年は、「今日できる事は、今日やる!」これを肝に命じて士気を高めて仕事に取り組もうと考えています。まぁ~何時もの事ですから最初だけになりそうですが事あるごとにこの目標を思い出して充実した一年に成る様に努力していきます。そんな1月の様子を今回は、記事にしたいと思います。

今年は、1月5日からのスタート。昨年11月に開いたピアノ発表会の録音を編集・マスタリングして出演者それぞれにCDにして配布しなければなりません。今の時代は、携帯でそれぞれ録画しているでしょうから今更CDといってもそうそう喜ばれないでしょうが良い音と音楽性を高めたマスタリングをして良き記念にして頂ければと思います。昨年にある程度の作業は進めていたのですが最終仕上げとなるとまるまる1日掛の作業となった。何度となくそれぞれの演奏を聞き返しての作業になりますが何時ものプロの演奏と違って子供達の演奏には、小さな心の張り詰めた緊張が音に表れていてとても新鮮。途中で間違えて戸惑う様子、緊張でついつい演奏が速くなったり止まりそうに遅くなったり。繰り返し聴いていると今、目の前で演奏が繰り広げられているかの様にリアルな光景が頭の中で蘇ってくる。きっとこのCDを手にした親御さん達もあの日の緊張と心配と不安な気持ちが蘇り、きっと同じ気持ちになる事でしょう。良い思い出として喜んで頂けると嬉しいのだが(笑)。大変でしたがちょっと楽しい作業だった。

昨年から弊社在庫のピアノで仕上がっているが一つの鍵盤が欠けているのでお客様にお見せしていないピアノがある。忙しくてなかなか手を付ける事が出来なかった可哀想なピアノなので「ほっておいてごめんね!」と心の中で謝って全鍵盤交換する事にした。既存の白鍵盤を全て剥がして木部を調整をした後に新しい鍵盤を張り付ける。完全に接着が出来た後に木部からはみ出ている部分をベルトサンダーで削る。まぁ~これが白い粉が沢山出るので完全防護で作業するが、気が付くと顔から頭や全身にまるでパウダーを浴びた様な状態になる。最後は、やすりを手にして人力で全鍵盤を削って仕上げる。2日掛の作業ですが「今日できる事は今日やる!」今年の目標なので他の仕事の合間合間に士気高く作業に取り組んで綺麗に仕上がってようやくピアノ喜んだ・・・と思う。その翌日、初めてのお客様から電話が入る「〇〇先生にピアノを習っている者ですがピアノを購入しようと思うのですが相談に乗って頂けますか?」と電話が入る。この日は、事務仕事で書類と格闘している最中だったのですが「それでは、もしご都合が宜しければ今日これからピアノを見ながら色々と相談に乗りましょうか?」と申し出ると「是非!お願いします。」急ぎスーツに着替えてお迎えに伺った。おっ綺麗な奥様だ!ちょっとテンションが上がり気味で倉庫にご案内した(笑)。ピアノの設置場所の問題や肝心なご予算のお話をしながら色んなピアノをお見せして最後に昨日鍵盤張り替えを終えたあのピアノを弾いて見せると「なんて綺麗で澄んだ音!」と言ってとても気に入って頂いた。昨年、私が忙しくて修理してあげられなかった可哀想なピアノ。昨日出来上がったらもうお客様がついた!ピアノもきっと嬉しくて張り切って良い音出したのかな(笑)?と不思議な気持ちになった。是非、このピアノをお客様に使って頂きたいという気持ちになった。決してお客様が綺麗とか可愛いとかそんな事ではありません・・・決して(笑)。だがちょっと予算オーバー!大出血サービスしてクレジット決済をしてキャッシュバックを計算に入れてめでたく購入して頂いてその翌週無事に納品して、とっても喜んで頂いた。

1月の中旬に調律師の友人から奥様のグランドピアノを買って欲しいと連絡があって浜松に行ってきた。年数は経っている物のほとんど使っていないピアノで外装も内部も綺麗な状態。奥様のご実家に置いてあったらしくご実家の処分に合わせてとりあえず浜松のピアノ工場に運び込んだらしい。さすが旦那が調律師だけあって保管状態は完璧。茶色のピアノで全く色あせも無かった。このピアノを綺麗に仕上げて内部の部品交換や調整を繰り返して良いタッチと良い音に仕上げる。ピアノを隅々まで見回しながら頭の中で蘇った音色がイメージ出来た。新年早々楽しい仕事に出会えて幸先が良い!

そんな中、ピアニストから電話が入る「以前相談したロシアのピアノの件なんですけど、友人が断捨離を進めるので処分して欲しいと言っているんですけど引き取って頂ける?」「はい、良いですよ!早速手配をしましょう」と段取りを組んで引き取った。運送屋の倉庫に入庫した所で見に行くと我々プロが今迄に見た事も聞いた事も無いピアノだった。聞く所によるとそのお客様のご主人がソ連大使館勤務でソ連で中古を購入して持ち帰ったらしい。その時は、燭台が付いていたんだけど近所の調律師に頼んでオーバーホールをして貰ったらしいが、こんな事書くのもちょっとためらうがそれはそれは、ひどい修理と塗装で現状態では、修復不可能。誰も手を付けて無くてオリジナルのままだったら良かったのに!これでは、全く使い物にならない。かなりガッカリさせられた。すると頭をよぎったのが昨年オーバーホールを頼まれたボロボロ再起不能状態のプリマトーンだった。まぁ~あれは、日本製で現代の構造のピアノだったが、綺麗に仕上がった。今回のソ連製ピアノは、恐らく100年以上は、経つであろう代物。鍵盤数も85鍵象牙。このまま廃棄するか迷いに迷ったが、恐らく日本に1台しかないんじゃないかなぁ~と思い直して修理する事にした。丁度、世界各国から仕入れた燭台の在庫もあるし商売にならないが珍しいピアノだから私のコレクションにする事にした。ここまでくると、もう道楽(笑)。仲間に笑われそうだな!

昨年12月の記事「ピアノ調律師として嬉しかった事」で書いた結婚式の件。昨日調律に行って来ました。昨日は、天気も良く海も綺麗でずっと眺めていたい気分。でも明日は、お客様の晴れの舞台いつもより調律に気合とどうか末永くお幸せにと気持ちを込めて作業を終えた。

1月もここには書けない色んな事や出会いがありましたが何だか充実したスタートが切れました。今年の目標である「今日できる事は今日やる!」この歳になって今更といった感がありますが、ここに書き記した以上努めて実行して行きたいと思います。この1月の出来事を鑑みると前向きに充実する様に取り組めている気になって少し楽しい(笑)。きっと途中、中だるみすると思いますがそんな様子を見かけたらどうぞ優しくご指摘ください。